第3回 次世代農業サミットを開催しました!
若手農業者のネットワーク構築や次世代農業の創造・発展を目的とし、2月26日(月)~27日(火)、参加者166名(農業者137名、観覧者29名)を集めた、「第3回次世代農業サミット」を東京ビッグサイトにて開催しました。
サミットは、基調講演やパネルディスカッションに加え、1日目は「販売戦略」をテーマに売上規模別グループで、2日目は「農業生産」をテーマに自由着席で5~6人のグループに分かれ、2日間で計3時間以上にわたるグループ討議や意見交換を行いました。
※ 農林水産省農林水産事務次官 奥原 正明 様よりご祝辞を賜りました。
開催概要
日 時:平成30年2月26日 13:00 ~ 2月27日 15:00
場 所:東京ビッグサイト 会議棟 6F(東京都江東区有明3-11-1)
参加人数:166名(農業者:137名、観覧者29名)
プログラム:<1日目テーマ「販売戦略」>
1.基調講演
(株)六星 輕部 英俊 代表取締役社長
2.パネルディスカッション(パネリスト)
(株)六星 輕部 英俊 代表取締役社長
(株)れんこん三兄弟 宮本 貴夫 代表取締役
<2日目テーマ「農業生産」>
1.基調講演
(株)さかうえ 坂上 隆 代表取締役社長
2.パネルディスカッション
(株)さかうえ 坂上 隆 代表取締役社長
(株)アグレス 土屋 梓 代表取締役
※ 両日とも、アグリコネクト㈱・熊本伊織代表取締役をコーディネーター、当協会山田会長をコメンテーターとして進行。
主 催:(公社)日本農業法人協会
協 賛: JAグループ、(株)日本政策金融公庫、
東京海上日動火災保険(株)、ファームアイ(株)
協 力:(一社)全国農業会議所、全国農業協同組合中央会、
全国農業協同組合連合会、農林中央金庫、
(一社)全国農業経営コンサルタント協会、
全国共済農業協同組合連合会、(一社)フードサービス協会、
(株)日本政策金融公庫、全国農協青年組織協議会、
全国農業青年クラブ連絡協議会
1st day ~販売戦略~
初日の基調講演では、先進経営事例として石川県白山市にて稲作の生産・加工・販売をする(株)六星・輕部英俊代表取締役社長より、「六星の販売戦略のポイント」という題目でご講演いただきました。
講演では、直売店やカフェをきっかけにお米や加工品の販売につなげてきたこれまでの取組みと、今後の目標として地域連携型経営への展開や海外市場へのチャレンジ、世代交代してきた顧客層への対応についてご紹介いただきました。
その後のパネルディスカッションでは、輕部氏に加えて茨城県稲敷市でれんこんを生産する(株)れんこん三兄弟・宮本貴夫代表取締役がパネリストとして参加し、「販売戦略」について議論を行いました。
宮本氏からは、販路拡大に伴う受発注や在庫の管理業務の増大について、自社で導入したWEBでの受注から在庫・発送の管理、請求書発行まで連動したシステムをご紹介いただきました。受発注業務の増加による工数の増加、FAX受注によるPC入力 時の人為ミスを防ぐ有料システムの導入メリットを説明いただき、WEBシステム導入の向き不向きなどについて議論が交わされました。
2nd day ~農業生産~
2日目の基調講演は、鹿児島県志布志市で契約栽培農産物や飼料作物の生産などを 行う(株)さかうえ・坂上隆代表取締役社長に「農業生産」をテーマにご講演いただきました。
講演では、ご自身の経歴や会社の沿革に沿って、物流最適を考慮した「品質管理」や従業員の創意工夫につなげるための「マニュアル作り」、「人材育成計画」についてお話し頂きました。
パネルディスカッションには、坂上氏に加え、長野県南佐久郡南牧村を拠点にホウレンソウを生産する(株)アグレス・土屋梓代表取締役がパネリストとして参加し、従業員のマネジメントや新規投資・新天地へのチャレンジについて議論が交わされました。
また、2日目の後半には、「GAPをめぐる情勢」と題して、農林水産省生産局農業環境対策課の及川仁課長より、経営発展や販売戦略・人材確保のために『GAPをする』ことについてお話し頂いたほか、(株)ナイルワークスの柳下洋代表取締役社長より、「空からの精密農業」と題して、農業UAV(ドローン)を用いた計測や防除技術について紹介いただき、意見交換を行いました。
サミット参加者概要(農業者137名)
次回の開催について
「第4回次世代農業サミット」は、2018年7月を目処に企画中。
facebook はコチラから→https://www.facebook.com/jisedai.nogyo.summit/